こんにちは
本日はランチアについてまとめたいと思います。
ランチアは先日Pu+Ra HPEコンセプトを発表しました。
(画像引用元:Lancia)
エクステリアデザインにおいては非常に個性的なデザイン言語を用いているのが見て取れます。他のメーカーの雰囲気を感じさせないデザインは「凄い」の一言に尽きます。
ホイールはEVらしい無機質なシンプルなものになっています。
ランチアのトップであるルカCEOはこのデザインに関して「このコンセプトのデザインは新型イプシロンから始まる未来のクルマに反映されていく。」
とコメントしており、それが市販化でどこまで生かされていくのかも楽しみなところのひとつです。
(画像引用元:Lancia)
インテリアは丸や半円、三角などデザインにおける基本的なカタチから成るもので、丸いテーブルの様なものは非常にユニークでアイコニックなデザインであることが見て取れます。
(画像引用元:Lancia)
このモデルではデルタやベータの影響を受けていることが見て取れます。
ちなみに名前のHPEはHigh Performance Electricを表しており、ランチアベータではHigh Performance EstateとしてHPEが使用されていた過去があるようです。
(画像引用元:Lancia)
Pu+Ra HPEコンセプトについて多くのことが明らかになっているわけではありませんが、航続距離は700km以上を実現することを想定しているということが明らかになっています。
新世代の幕を開けたランチア。
しばらくの間はイタリアの多くの都市(ミラノやトレノ、アレクサンドリアなど)でビジネスを着実なものにする為に、今年の6月から12月にかけて100もの販売網の構築を促進し、2024年の第一四半期までに準備を整える事も発表。
そして地盤が整い次第、ドイツやフランス、スペインやオランダそしてベルギー、ポルトガルにも進出する予定で、これらの市場はランチアがビジネスを確立出来ている為、"マネージャー フィールド"と呼んでいる事が明らかになりました。
(ヨーロッパ及びポーランドでのステランティスにおける"内戦"を避ける為に進出しない方針)
日本でビジネスをするのか否かは明らかになっていませんが、ヨーロッパと同じ道を辿る可能性も排除出来ません。
(画像引用元:Lancia)
またPu+Ra HPEコンセプトの発表に伴いランチアのトップであるルカCEOは将来の製品についてもいくつかの事を明らかにしました。
まず、美しいデザインを採用し且つ実用性にも優れていると明らかにした次世代イプシロンはeCMPプラットフォーム(ステランティス)に載り、約4mとなりHEVとEVで2024年初頭に発表予定。
(画像引用元:Lancia)
更に次世代イプシロンの登場から1年後にイプシロンHFが登場。
そして同社のフラッグシップとなるガンマが2026年の登場を予定しており、STLA Medium プラットフォーム(ステランティス)を採用。
全長は4.7m級になるとされ、Dセグメントのモデルとして提供される見込みです。
このモデルに関してCEOは「素晴らしいものといえよう」と自負するほどクオリティの高いものに仕上がっているのではとも読み取れます。
もちろん同社のサクセスストーリーのひとつであるデルタを失うはずもなく、「この物語は続いていく」とはっきりと発表しており、次世代のデルタは2028年の登場を予定し、この年からランチアはEVのみを提供する事を明らかにしました。
再生を始めたランチア。
今後の進展が楽しみですね!
今回もお読みいただきありがとうございました。
また次回も読んで下さると嬉しいです!