【日産×フィスカー 協業なるか】
本日未明、Reuters社が報じたのは日産がフィスカーへ資本提携に向けた交渉を進めているというもの。そしてこの交渉は上手くいけば今月中に成立するという。
フィスカー社は経営が低迷をしており、日産は資金を提供する代わりに北米での生産で協業を狙っている。
交渉成立となれば日産は4億ドル(約600億円)超を出資する方向だ。
(画像引用元:Fisker)
日産は昨年11月に当時の親会社だったルノーと出資比率を15%に引き下げ、両社の立ち位置が対等になった。これにより対等に議決権を行使できるよう枠組みが変わった。
ルノーも欧州でフォルクスワーゲンとAセグメントEVの協業を睨む中、日産は米国でフィスカー社とEVのピックアップトラックで協議を進める。
この選択は果たして吉と出るのだろうか。
例えばの話にはなるが、BYDであればブレードバッテリーの安定供給が可能になったり(少なくとも日産はBYDとは組まないはず)、こちらも絶対にないが、トヨタと組んで水素に振るとなれば投資に大きな意味があると考えられる。
ずばり狙うところは開発費を抑えたりリスクを減らす事だろうが、フィスカー社がフィスカー社としての強みが今の所出てこないとなると、この協業に敢えてここと組む意味があるのか疑問に思ってしまう。
※フィスカー社が無名とかそういう話ではない寧ろ有名
(画像引用元:Fisker)
フィスカー社は今後数年以内に少なくとも3台のEVを発売することになるが、これらを取って見てもメリットが大きいようには思えない。
唯一5人乗りのスポーツカーとして発表されたローニンコンセプトを市販化した際にメリットを受けるだろうが、日産はスポーツモデルを自社でのみ造りたい意向がある為現実的ではない。
この協業で日産は何を得てどのように進化するのだろうか…
【ダイハツが謎の意匠を登録】
先日新社長が就任したダイハツ工業、きっと社内は数多ある不正に向き合っている頃だろう。
そんなダイハツから2月末に謎の意匠が公開された。
一見するとコペンのようなスポーツカーの様に見える。
しかしながらいかにもサーキット用の様なオープンコックピット型の様な見た目をしている。
リアはテールライトがポツンと配されており、割り切った見た目となっている。
おそらくこのモデルは、ジャパンモビリティショーかオートサロンで展示されるはずだった「幻のスポーツ」と見ていいだろう。
新体制の始まったダイハツからもワクワクするクルマが登場することを願ってやまない。