超小型モビリティの先行注文受付が始まろうとしている!
(画像引用元:KGモーターズ)
この度登場したのは広島発のベンチャー企業であるKGモーターズから「mibot(ミボット)」。リアモーターによる二輪駆動であるミボットの正式な量産販売開始は2025年9月を見込んでいる。
本来であれば本日からは先行注文受付を開始する予定だったが、 決済システムに不備が見つかったため、予約開始を延期するという。 新たな予約開始日時が更新され次第、発信していきたい。
そんな愛らしい名前をしたミボットの詳細に触れていこうと思う。
(画像引用元:KGモーターズ)
可愛らしい丸目は、当時は名も無きミボットが初公開された2023年のオートサロンの時の角目からより親しみやすくなっている。
リアのデザインもフロント側とテーマは同じだ。内装では非常に水平基調を重んじている事がわかる。無駄な装飾はコストがかかる。標準装備されたエアコンや大きすぎないスクリーンからはクルマは必要最低限でも成り立つ事を示しており、言ってしまえばある種現在ユーティリティを重視しすぎて高級化しているEVたちへのアンチテーゼとも受け取れる。このマインドはスズキの「小・少・軽・短・美」に近く、私もムダを省いたクルマづくりには大いに賛成したい。
(画像引用元:KGモーターズ)
ミボットは原付ミニカー規格であるため乗員可能人数は1名と割り切っているが、規格を大きくして下手に2人乗りにして2席目の環境が悪くなるくらいならいっそ割り切ってメリットの大きい1人乗りの方がいい。1人乗りと言えど、しっかりとした積載スペースがある。18Lの灯油を入れるポリタンク2つ分は余裕で入るという。スーツケースが入るなら観光地巡りのための市区町村が提供するクルマとしての使い道も面白いかもしれない‼︎?
(画像引用元:KGモーターズ)
EVを語る上で外せないものは航続距離だろう。ミボットの航続距離は100kmジャストを実現。それじゃもの足りないと思う方がいらっしゃるかもしれないが、小さい車両に期待値以上の過剰な航続距離を実現するのは現実的ではない。過剰なバッテリーはクルマを大きく重く高くして本質を見失いかねない。ミボットの最高時速は60km/hである為に100km走れれば充分と言ったところだろう。
(画像引用元:KGモーターズ)
満充電にかかる充電時間は5時間(家庭用AC100V)。距離のある通勤に使うと言うよりもコンビニに行く/子どもの迎えに行く/薬を貰いに行くなどのちょい乗りを実現するモデルであるため、自宅のコンセントに充電器を刺して眠りにつく…それならこの時間でも良いのかもしれないね。
(画像引用元:KGモーターズ)
気になる価格はなんとびっくり100万円‼︎
このクオリティで100万円と言うから本当にびっくりしてしまう。下手に安くしようと思えばもっと機能を削ったり、逆に稼ごうと変に値段を上げすぎると興醒めしてしまう。100万円という価格はちょうど良く非常に現実的だと考える。しかしながら物価高になりつつある昨今の影響を受けて値上げをする可能性も否定していない。値上げしても上げすぎないというから安心だ!
(画像引用元:KGモーターズ)
超小型モビリティは面白い!
同ジャンルは競合がひしめいており、中には自社製ではなく外注に頼り販売しているメーカーもある。日本人の多くがモノを買う時に日本製を選ぶ傾向にある為、KGモーターズのミボットも「広島発の日本製EV」を打ち出すと食指が動く人がもっと増えるかもしれない。
そして何と現在、東京の二子玉川にある蔦屋家電+では8月31日までミボットを展示中!この記事を見て興味が湧いた方はぜひ!!
〈引用及び補足〉
⚠︎当記事で使用している写真はプロトタイプを含めるため、多少の差異がある。