アルファロメオから電動SUV「ミラノ」が大胆なデザインを纏って登場!

アルファロメオの新章が開かれたのだろうか。

少なくとも今このブランドは分水嶺にあり、今日発表された「ミラノ」は同社の電動化に対する旗振り役となるのだろう。

 

「ミラノ」 その正体

f:id:All_Cars_love:20240411071821j:image

(画像引用元:alfaromeo)

「ミラノ」という名前はアルファロメオらしくないと取る人もいるかもしれない。

ステルヴィオ」や「トナーレ」はイタリアにある峠の名前がモチーフになっているが、今回は都市の名前を採用した。

最初はアルファロメオは座標で新車名を紹介した。座標から「ブレンネロ」(こちらも峠)が有力視されていたが、実際はブレンネロ峠のあるミラノを指していたことになる。

ミラノはアルファロメオ・75の対米向けモデルの別名として採用された過去がある。

そんなアルファロメオ・ミラノはブランドを大きく変えてくるだろう。

 

洗練されたデザインの未来

f:id:All_Cars_love:20240411050450j:image

(画像引用元:alfaromeo)

フロントデザインにおいては、トリロボ(三葉飾り)から着想を得たグリルはボディ同色のものになった。LEDは単眼ユニットであるものの横に長く、同色であることの恩恵を受け、グリルを目立たせているかの様なデザインである。トナーレなどの最新モデルに積極的に設定されてきたサインカーブヘッドライトは途切れた3本のLEDになっている。

f:id:All_Cars_love:20240411050506j:image

(画像引用元:alfaromeo)

リアデザインでは下に下っているデザインのテールを採用しているものの、サインカーブのようなデザインが施されている。バッヂを付けるのではなく横文字で社名を書くブランドが増えているが、アルファロメオは筆記の綴りを採用。流行に乗るものの一気に先進感とセンスの良さが目立つ。

f:id:All_Cars_love:20240411050521j:image

(画像引用元:alfaromeo)

インテリアデザインは突飛なものではなく、現実的だ。気を衒いすぎるのではなく挑戦の枠を拡張したように思えるデザインになっている。

 

電動車として同社の先導者に

EVへの移行は難しい。選択する層は決して広くないがEVから逃れることはできない。

それはアルファロメオとして、ステランティスとして。

このモデルはアルファロメオSUVモデル群の末弟としてBセグメントSUVに属する為に、ステランティスのe-CMPプラットフォームを採用している。

f:id:All_Cars_love:20240411071844j:image

(画像引用元:alfaromeo)

ミラノの兄弟はジープ・アベンジャーとフィアット600eの2機種だ。これらのモデルには点在するもののEV/MHEV/ガソリンモデルがある。ミラノはEV(54kWhで366マイルの航続距離)を推すがHEV(156hpと240hp)も設定。

乗り味が他ブランドと似てしまう心配はアルファロメオらしさがあることをジャン=インパラートCEOが保証している。

f:id:All_Cars_love:20240411071901j:image

(画像引用元:alfaromeo)

アルファロメオミラノのデザインから見て取れるように同社の電動化を象徴するような一台になっている。

日本での発売は現在未定だが、これが日本で販売されるとなれば契約の判子を押す人が続出するだろう。アルファロメオ・ミラノのジャパンプレミアが待ち遠しい!!