BYD「ドルフィン」遂に発売! eモビリティがみんなのものになる日も近い!

昨年7月、BYDジャパンが、既に発売している電動SUV「Atto3」、電動コンパクトカーの「ドルフィン」、年末に発売予定の「シール」で日本の乗用車市場に飛び込んできた。

そして本日、コンパクトクラスの「ドルフィン」が正式発売された。

BYDの本社があり主戦場の中国では50万台以上が販売されている大ヒットモデルである(50万台突破により中国では記念モデルを発売予定)

 

サイズは全長4,290mm、全幅1,770mm、全高1,550mmと、日産「リーフ」に近い。

厳密には「リーフ」の方が一回り大きいが、それでは大きすぎるという人にとっては良い選択肢になるだろう。

ちなみに機械式駐車場にも入るように全高を20mm落として日本市場に投入する。

デザイン、グレードなど大まかな情報は既出であるため、どうせなら「リーフ」と比べながら良し悪しをみていこう。

 

【DESIGN】

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(画像引用元:BYD)

エクステリアデザインはBYD「海洋」シリーズのデザイン言語に基づいているためか、どこか生命が宿ったようなデザインになっている。

日産「リーフ」のデザインは、日本の美意識に由来する上に万人受けしている為、BYD「ドルフィン」の可愛らしい顔つきに消費者はどんな反応を示すだろうか。

 

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(画像引用元:BYD)

このリアデザインはどのように見えるだろうか。

波の上をヨットが走った後にできる水の流れのように動的なデザインに仕上がっており、まさにそれは「海洋(オーシャン)」シリーズならではだろう。

世界的に流行っている一文字ライトが受け付けられないという方は「リーフ」、個性を求めるなら「ドルフィン」に軍配が上がるのではなかろうか。

 

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(画像引用元:BYD)

インテリアもデザインテーマに基づいて波のような前面は個性的で、このサイズにおいても唯一無二のものになっているだろう。

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とにかく"唯一無二"だが、ドアハンドルに関しては少々扱いづらく、ここに関しては慣れが要るだろうなといった印象だ。

 

【SAFETY】

安全面についても引けを取らない。

レーダーやセンサー、複数カメラが車両の前後に装備され周囲360°を検知するシステムも備わっている。

これらの他にもレーンキープアシストや緊急時レーンキープアシスト、ペダルの踏み間違いを咄嗟に抑制する装置が備わっている。

そして特筆したいのが、幼児置き去り検知システムだ。

この夏も猛暑が続いた上に、車内に取り残された幼い子どもが亡くなるというショッキングなニュースも目にした。

この新型「ドルフィン」では車内にあるミリ波レーダーが、幼い子どもや大切なペットが車内に残っているかを検知した際に、ライトの点滅とホーンで車外に知らせ、応答がなければクルマ自らの判断で冷房がかかるという。

この優れた機能を使わないに越したことはないが、この辺は「さすが」としか言えず、お子様のいる家庭でEVを購入したい方にとっての安心材料でもあり魅力的なポイントになるだろう。

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ちなみにこの12.8インチのタッチスクリーンは90°回転する

 

【GRADE & BODY COLORS】

BYD「ドルフィン」は2グレード構成で、スタンダードとロングレンジから成る。

スタンダードグレード(44.9kwh)の航続距離は400km(WLTC)、ロングレンジ(58.58kwh)は478km(WLTC)で、競合となる日産「リーフ」と比べると引けを取らず、「ドルフィン」の方が優勢かもしれない。

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(画像引用元:日産自動車)

(🌱)40kwh搭載車で322km⇔(🐬)44.9kwh搭載車で400km

(🌱)60kwh搭載車で450km⇔(🐬)58.58kwh搭載車で478km

 

ボディカラーも多彩だ。

スタンダードグレードはモノトーンで3色が展開され、インテリアカラーはボディ色を反映したような色になっている。

ロングレンジは全てがツートーンカラーで、4色が設定される。ボンネットまでブラックに塗装されている点は興味深い。

両グレードに採用されているコーラルピンクは女性からの支持に期待できるのではないだろうか。

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(画像引用元:BYD)

日産「リーフ」はモノトーン6色、ツートーン9色が設定されているため、多くの可能性があるという点でリーフに軍配が上がる。

 

【PRICE】

さて、気になる価格だが

スタンダードグレードは363万円〜

ロングレンジは407万円〜

となっている。高く聞こえるが、国の補助金(65万円)を使うことができる上に自治体の補助金も含まれるためもっと嬉しい価格で手に入ることだろう。

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(画像引用元:BYD)

日産リーフ(40kwh)は最安価グレード(X)で408万円〜、ロングレンジに匹敵する60kwh搭載車の最安価グレード(e+ X)では525万円〜となっている。※もちろんリーフも85万円の補助金も適用することが可能

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このブレークスルーを起こしかねないBYD「ドルフィン」。ブランドパーパスの「eモビリティを、みんなのものに」を本気で実現していく覚悟が見えた!

 

 

 

 

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https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/leaf.html?rstid=20180330rst000000001

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