【Review】ラインアップ最小のボディに最大の存在感!VOLVO/EX30

【Review】
Hej Hej!高校生自動車ライターのRioです!今回は第12回ということで、日本市場には今秋導入予定のボルボ最小のEVでありSUVVOLVO EX30をレビューしたいと思います。

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まだ日本では発売されていない、このクルマ。その名もボルボのEX30。今までエントリーモデルとされてきた40シリーズよりも、更にコンパクトなシリーズに位置するこのモデルは、完全なるブランニューのEV専用モデルとして開発された。

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ボルボとしても日本市場は好調で、EX30の開発ではかなり日本のユーザーを意識したクルマ造りが行われている。例えばサイズは、日本の立体駐車場適応サイズとなっていて、日本の道路環境においても取り回しのしやすいボディとなっている。つまり、ボルボで最も小さな、でも日本のラインアップで最も大きな存在ということ。なので、本国での発表から日本での発表までもかなり駆け足で行われたし、こうしてすぐに展示イベントも行われている。デリバリー自体は年内に間に合うように調整をしているとのこと。


でもこうして日本仕様が既に展示されていることを考えると、本社がどれほどこのモデルの日本での販売を重要視していて、期待しているかが伝わってくる。発表の時期からしても、COTYを意識しているのは確かだろうし、価格も輸入車のプレミアムブランドでEVと考えると、かなりお買い得な559万円という設定。都内であれば、補助金込みで459万円から購入ができることになる。


完全BEVブランドになると宣言したボルボの、日本における全力投球なのだろう。

 

続いてエクステリアについて…。
ボルボスタジオ東京には、2台のEX30が展示中で、手前に停まっているクリスタルホワイトのEX30は欧州仕様、奥に停まっているクラウドブルーのEX30は日本仕様となっている。クラウドブルーと言っても、照明の関係でほぼホワイトですが…。

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エクステリアは、新世代のボルボのデザインを纏っていて、EXシリーズ共通となるデジタル表現のトールハンマーヘッドライトや、スッキリとしたグリルレスのフロントフェイスを備えている。


サイドに回ると、大きなタイヤがコンセプトカー的で、プラスチック製のフルカバー付きのホイールのおかげでタイヤ周りの乱流を押さえている。また、かなり太いCピラーが特徴的で、車名のエンブレムもCピラーに刻まれている。

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逆にリアはかなりシンプルで、VOLVOのエンブレムが備わるのみとなっている。二段に分けられたテールライトはかなり特徴的なので、夜やトンネルで見たときはEX30であることが一目瞭然だろう。

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フロントとリアに共通していることが、横基調のデザインを採用していて、数値以上にワイド感があって存在感を放っているということ。

続いてはインテリアについて…。
まずコンパクトなボディで気になる後席空間は、身長166㎝の筆者が座って拳ひとつ。決して広くはないが、前席のシート下に靴は入る上に、超広大なガラスルーフも装備されているので閉塞感のない後席となっている。シートバックのポケットも豊富で収納には困らないし、裏地にまでこだわるのがボルボらしいところ。


前席に移ると、至るところに再生可能素材やリサイクル素材を用いているのがこのクルマの特徴で、独特の風合いを持つ生地やパネルが採用されている。インテリアは4種類の展開で、「ブリーズ」、「インディゴ」、「ミスト」、「パイン」が用意される。日本仕様の初期モデルには、内装にブリーズとミストの設定となる。

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他にも、ドアには電装品を設置しないコンセプトなので、ドアの開閉ボタンはセンターコンソールに集約していたり、スピーカーは大型のバーがフロントウィンドウ近くに配されていたり、手荷物がパッと置けるようにセンターコンソールをデザインしていたり、サイドミラーはベゼルレスで面積を最大限活用していたり、メーター機能などはすべてセンターディスプレイに集約され、ソフトウェアにはGoogleのOSが採用率されていたり…とかなり見所盛りだくさんなこのクルマ。

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EX30は、ナンバーが付くのがとっても待ち遠しい1台となっていた。
いやぁ、期待が膨らむ1台が登場してくれましたねっ!
XC40に続くヒットの予感!

最後までお読み頂き、ありがとうございます。それではまた次のクルマでお会いしましょう。Adios!

Written and photo by Rio fromCariview