【Review】今年のグッドウッドにも登場したコンセプトカー!AIM/EV SPORT 01

【Review】
Hej Hej!高校生自動車ライターのRioです!今回は第11回ということで、日本発のEVスポーツのコンセプトカー、AIM EV SPORT 01をレビューしたいと思います。

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エイムは1998年に創業した、名古屋市に本拠地を置く自動車部品メーカーで、車両に関する開発受託や研究開発、それにレースへの参戦といった自動車に関する様々な業務を行っていまる企業。そんなエイムが、さらなる次世代自動車の開発プロジェクト「AIM NEV PROJECT」を始動させ、「自分たちが今乗りたいと思うEV」をコンセプトに作った車両が、今回の「AIM EV SPORT 01」。

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「EV Sport 01」のデザインを担当したのは、日産自動車で長年チーフデザイナーを務めた中村史郎さん。1999年から日産のデザイン部門に在籍し、キューブ、デュアリス、リーフ、GT-Rなどのデザインを指揮した。
今回のデザインは、1960年代の欧州や日本のスポーツカーを彷彿とさせる「過去の偉大なスポーツカー」から着想を得たとしている。アルピーヌのA110やポルシェのケイマン、ケータハムのプロジェクトVにも通じるようなコンパクトなサイズ感と、シンプルでありながらレトロでモダンなエクステリアデザインとなっている。

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スーパーカーのようなシザードアを開けると見えるインテリアは、ふんだんに使われたレザーやアルカンターラ地のシートが高級感を演出するほか、液晶ディスプレイのメーターなど先進的な雰囲気を放っている。
エイムはこのモデルを、自社開発のEVモーターの能力を示すショーケースとして使用しており、リアに2基搭載されるモーターも自社製の水冷高性能電気モーターを使用し、最高回転数は1万rpmとされている。4つのパックに分割された81kWhのバッテリーから電力を得て、合計出力490psと最大トルク80.5kg-mを発生する。車重1425kg で、0-100km/h加速は6.0秒以下を達成できるとしており、ボディパネルとモノコックシャシーには軽量化のためにカーボンファイバーが使用され、ボディフレームの大部分はアルミニウム製となっている。

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こういったスペックからも、単なるプロモーション用とは思えないほどの本気度を感じる。実際にイギリスの自動車イベント「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード2023」でヒルクライムにも挑戦している。

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エイムはこのコンセプトカーの市販化はないとしつつ、市場の反応を受けて限定生産の可能性を検討しているとしている。

最後までお読み頂き、ありがとうございます。それではまた次のクルマでお会いしましょう。Adios!

Written and photo by Rio fromCariview