【Review】日本へ導入は期待できない…!?HYUNDAI/IONIQ 6

【Review】
Hej Hej!高校生自動車ライターのRioです!今回は第14回ということで、今回は横浜にあるヒョンデCXC横浜にて、日本未導入のアイオニック6に試乗してきた模様をお伝えします!

アイオニック6は、日本で既に販売されているアイオニック5のお兄さんにあたるモデルで、アイオニック5とはプラットフォームを共有している。

 

エクステリアはアイオニック5とは異なり、曲線を多用した流麗な4ドアクーペというプロポーション。フロントフェイスは、低くスラントしたボンネットや開閉式のグリルが特徴的で、個人的にはダイオウグソクムシに似てる気がする…(伝われ…!)

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リアデザインはかなり特徴的で、横一文字のテールライトやウイングに埋め込まれたハイマウントストップランプが未来的なイメージ。未来的と言っても、先進的とはまた異なり、懐かしさのある未来感…。昔描いていたような未来が表現されていて、新しさもあるのに懐かしさも感じるのがヒョンデのデザインの特徴。

ウイングやデジタルサイドミラー、シャークフィンアンテナはスケルトンになっていて、そこにも新しさを感じさせる。また、アイオニック5と同様にパラメトリックピクセルのデザインが個性的。

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インテリアに関しては、基本的な造形はアイオニック5と同様で、違いとしてはセンターコンソールを設けたことで、よりゆったりとした1クラス上のゆとりを感じるようになっている。また、デジタルサイドミラーの採用により、ダッシュボードの両サイドにディスプレイが配されているのも特徴。

走りに関しては、全高が低めの4ドアクーペであることと、アイオニック5よりもホイールベースが50㎜短いことが相まって、アイオニック5よりもより安定しつつ俊敏な走りを魅せる。モーターらしく加速の出足も強烈で、走りに関しては申し分ない。

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(画像引用元:Hyundai)

 

この試乗会は、日本に導入するかどうかの検討のためのものだったが、話によると日本の急速充電器規格であるCHAdeMOに対応するためにはボディパネルから作り直さなくてはならず、それには億単位の費用がかかるとのこと。また、日本では不振な4ドアクーペ、しかも日本人が昔から苦手な尻下がりというデザインでは、一部に深くささったとして、その費用対効果は望めないだろう。スタッフの反応を見る限りに日本導入は難しそうだ…。

完成度が高く、2023年のワールドカー・オブ・ザ・イヤーを受賞していることを踏まえると、それが日本で売られないことは残念でならない。しかし事情を聞くと、納得してしまった自分がいるのも確かだ。

 

最後までお読み頂き、ありがとうございます。それではまた次のクルマでお会いしましょう。Adios!

Written and photo by Rio fromCariview