【Review】懐かしくて、新しい!?ヒョンデ本気のコンパクトSUV!HYUNDAI/KONA Electric

【Review】
Hej Hej!高校生自動車ライターのRioです!今回は第15回ということで、ヒョンデがプロモーションにも力を入れているコンパクトSUVのコナ エレクトリックのレビューをお届けします!

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まもなく日本発売を控える、ヒョンデの日本市場におけるBEV第2弾がこのコナ エレクトリック。アイオニック5よりも全体的にコンパクトな、BセグメントSUVで、ヒョンデらしい全長短め、全幅広めのスタンスとなっている。

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今回のコナの特徴として、コナ エレクトリックというモデル名からも分かるようにBEVのほかにエンジン搭載モデルも存在する。(日本市場にはBEVモデルのみ発売) その場合、多くはエンジンモデルを開発してから、BEVバージョンを作るという手順を辿るが、このコナは逆でBEVモデルを開発してからエンジンモデルを開発している。つまり本命がBEVで、エンジンモデルはある意味派生版なのだ!
日本仕様の詳細は未定だが、本国仕様のボディサイズは全長×全幅×全高が4355×1825×1575mm、航続可能距離はロングレンジモデルの17インチで454kmとなっている。

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エクステリアを見ていくと、面の迫力がすごい。ゆで卵のようにツルンとしたボディに、彫り込む形でグリルなどが配置されている。曲線基調のボディからはみ出るようにフェンダーがデザインされ、エッジの効いたプロポーションとなっている。

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前後のライトの配置は似ていて、横一文字のポジショニングライトにはヒョンデ独自のパラメトリックピクセルのモチーフを採用。ボディのコーナー部分にメインのヘッドライトを配している。

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サイドウィンドウの下端から始まるモールがCピラー部分で跳ね上がり、ルーフスポイラーに繋がっているのはなかなかユニークな処理。

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インテリアに移ると、セグメントを踏まえると質感は高め。しっかりと開口するサンルーフも装備されており、解放感が味わえるが、少し面積は小さめ。センターコンソール周りには物理ボタンが多くほか、エアコンの操作パネルがプラスチッキーなど、アイオニック5ほどの先進さや上質感はないが、写真で見るより実物の方が印象はいい。

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シートはアイオニック5と変わってなさそうなので、長距離は腰が痛くなりやすいかも…。後席は広くはないが、全長を踏まえると平均的+αぐらい。

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一番気になったのはフロントに設置された給電口で、開けるボタンの動きも渋く、ギミックに凝りすぎていて操作感が重い。電動で開くならこのギミックでもいいけど、手動であれば操作性をもう少し上げて欲しかったな…という印象。

 

プロモーションでは「憧れのままに」をキーワードに、80年代に日本で流行したCity Popをオマージュしたコンテンツを展開している。例えばyamaとキタニタツヤを招いてコラボ楽曲やCMの制作を行うなど、かなり細かく販売戦略を練り、積極的な姿勢を見せている。このプロモーションも一役買って日本で見かける機会も増えるかも…!

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最後までお読み頂き、ありがとうございます。それではまた次のクルマでお会いしましょう。Adios!

Written and photo by Rio fromCariview