トヨタの2強ミニバン「アルファード/ヴェルファイア」がフルモデルチェンジ!

どれだけ価格帯は上がれど、存在感が増しても、カラーが減っても「アルファード」は紛れもなく「アルファード」で、「ヴェルファイア」は「ヴェルファイア」なのだ。もちろんいい意味で。

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(画像引用元:トヨタ)

 

本日トヨタは新型アルファード/ヴェルファイアを発表した。

実に8年ぶりのフルモデルチェンジとなる。

新型アルファードでは3色のボディカラーが提供される。

「プラチナホワイトパールマイカ」、「ブラック」そして新色となる「プレシャスレオブロンド」だ。

一方で新型ヴェルファイアには新色が設定されず、2色のみの展開にとどまる。

 

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(画像引用元:トヨタ)

デザイン面で両者に共通するのはサイドの面構成だ。横から見ても唯一無二のミニバンらしくない流線形のラインをしている。「箱感がない」ルックスをしているのは個人的にとても評価したいポイントだ。

Bピラーに両者のロゴが貼付されているのはなんとも面白いところだ。

ちなみにこの度のフルモデルチェンジに伴い、アルファードのあのロゴはトヨタのロゴへ変更となった。

 

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(画像引用元:トヨタ)

新型「アルファード」は、大きな変革というよりも正統進化といったニュアンスの方が強い。

特にホワイト以外の2色はボディの美しい流れがよく見えるため人気が出そうなところだ。

クラウンクロスオーバーRSに似たホイールもとても引き締まっている様にみえる。

8つのデイタイムランニングライトと3眼のLEDヘッドライトは先進感がある。

キャビンの広そうな処理がなされている点も特筆しておきたい。

 

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(画像引用元:トヨタ)

新型「ヴェルファイア」では水平基調のフロントバンパーを採用している。

6段のクロームメッキらしい処理のなされたグリルは存在感を引き出している。

アルファード」と同様に3眼ライトは継続するが、異なる点として1本のデイタイムランニングライトを採用することで差別化をしている。

フロント下の銀メッキのパーツはリアにも取り付けられ、踏ん張りの効いたものであり機敏さも演出している。

総じて遠くから見ると新型クラウンクロスオーバーのようなグリルの構造をしており、別名「クラウンヴェルファイア」の名前にもふさわしい。

アルファード」では「くつろぎ」、「ヴェルファイア」では「走り」を提供し、2つの異なるキャラクター性を明らかにする様だ。

 

価格は従来よりもアップする。

新型「アルファード」では540万円(ガソリン/2WD)〜872万円(HEV/E-Four)とお高めの設定となっている。

一方、新型「ヴェルファイア」は655万円(ターボガソリン/2WD)〜892万円(HEV/E-Four)という差が出来ている。

走りをイメージさせたい「ヴェルファイア」には2.4ℓのターボエンジンが提供されている。

更にヴェルファイアには専用のボディ剛性部品が追加されている。

 

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(画像引用元:トヨタ)

インテリアにおいても最近のトヨタらしい雰囲気が漂う。

ハンドルもどこかで見たイメージで安心感がある。

室内空間を大事にしたかのようなインパネの弧を描く様な処理が美しい。

シートも旧来より更に上質なものになっている様だ。

兄弟車であるレクサス「LM」らしさは感じるものの、差別化はしっかりなされている。

 

正式発表に至るまで紆余曲折あった新型アルファードヴェルファイアがようやくお披露目された。

個人的に一人勝ちのこの市場で更に存在感を増してきた様に思える。

箱感のないデザインはある種のブレークスルーといってもいいのかもしれない。

いつこの車が街中で見られるのか、とても楽しみだ。