BYD「ドルフィン」遂に発売! eモビリティがみんなのものになる日も近い!

昨年7月、BYDジャパンが、既に発売している電動SUV「Atto3」、電動コンパクトカーの「ドルフィン」、年末に発売予定の「シール」で日本の乗用車市場に飛び込んできた。

そして本日、コンパクトクラスの「ドルフィン」が正式発売された。

BYDの本社があり主戦場の中国では50万台以上が販売されている大ヒットモデルである(50万台突破により中国では記念モデルを発売予定)

 

サイズは全長4,290mm、全幅1,770mm、全高1,550mmと、日産「リーフ」に近い。

厳密には「リーフ」の方が一回り大きいが、それでは大きすぎるという人にとっては良い選択肢になるだろう。

ちなみに機械式駐車場にも入るように全高を20mm落として日本市場に投入する。

デザイン、グレードなど大まかな情報は既出であるため、どうせなら「リーフ」と比べながら良し悪しをみていこう。

 

【DESIGN】

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(画像引用元:BYD)

エクステリアデザインはBYD「海洋」シリーズのデザイン言語に基づいているためか、どこか生命が宿ったようなデザインになっている。

日産「リーフ」のデザインは、日本の美意識に由来する上に万人受けしている為、BYD「ドルフィン」の可愛らしい顔つきに消費者はどんな反応を示すだろうか。

 

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(画像引用元:BYD)

このリアデザインはどのように見えるだろうか。

波の上をヨットが走った後にできる水の流れのように動的なデザインに仕上がっており、まさにそれは「海洋(オーシャン)」シリーズならではだろう。

世界的に流行っている一文字ライトが受け付けられないという方は「リーフ」、個性を求めるなら「ドルフィン」に軍配が上がるのではなかろうか。

 

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(画像引用元:BYD)

インテリアもデザインテーマに基づいて波のような前面は個性的で、このサイズにおいても唯一無二のものになっているだろう。

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とにかく"唯一無二"だが、ドアハンドルに関しては少々扱いづらく、ここに関しては慣れが要るだろうなといった印象だ。

 

【SAFETY】

安全面についても引けを取らない。

レーダーやセンサー、複数カメラが車両の前後に装備され周囲360°を検知するシステムも備わっている。

これらの他にもレーンキープアシストや緊急時レーンキープアシスト、ペダルの踏み間違いを咄嗟に抑制する装置が備わっている。

そして特筆したいのが、幼児置き去り検知システムだ。

この夏も猛暑が続いた上に、車内に取り残された幼い子どもが亡くなるというショッキングなニュースも目にした。

この新型「ドルフィン」では車内にあるミリ波レーダーが、幼い子どもや大切なペットが車内に残っているかを検知した際に、ライトの点滅とホーンで車外に知らせ、応答がなければクルマ自らの判断で冷房がかかるという。

この優れた機能を使わないに越したことはないが、この辺は「さすが」としか言えず、お子様のいる家庭でEVを購入したい方にとっての安心材料でもあり魅力的なポイントになるだろう。

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ちなみにこの12.8インチのタッチスクリーンは90°回転する

 

【GRADE & BODY COLORS】

BYD「ドルフィン」は2グレード構成で、スタンダードとロングレンジから成る。

スタンダードグレード(44.9kwh)の航続距離は400km(WLTC)、ロングレンジ(58.58kwh)は478km(WLTC)で、競合となる日産「リーフ」と比べると引けを取らず、「ドルフィン」の方が優勢かもしれない。

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(画像引用元:日産自動車)

(🌱)40kwh搭載車で322km⇔(🐬)44.9kwh搭載車で400km

(🌱)60kwh搭載車で450km⇔(🐬)58.58kwh搭載車で478km

 

ボディカラーも多彩だ。

スタンダードグレードはモノトーンで3色が展開され、インテリアカラーはボディ色を反映したような色になっている。

ロングレンジは全てがツートーンカラーで、4色が設定される。ボンネットまでブラックに塗装されている点は興味深い。

両グレードに採用されているコーラルピンクは女性からの支持に期待できるのではないだろうか。

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(画像引用元:BYD)

日産「リーフ」はモノトーン6色、ツートーン9色が設定されているため、多くの可能性があるという点でリーフに軍配が上がる。

 

【PRICE】

さて、気になる価格だが

スタンダードグレードは363万円〜

ロングレンジは407万円〜

となっている。高く聞こえるが、国の補助金(65万円)を使うことができる上に自治体の補助金も含まれるためもっと嬉しい価格で手に入ることだろう。

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(画像引用元:BYD)

日産リーフ(40kwh)は最安価グレード(X)で408万円〜、ロングレンジに匹敵する60kwh搭載車の最安価グレード(e+ X)では525万円〜となっている。※もちろんリーフも85万円の補助金も適用することが可能

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このブレークスルーを起こしかねないBYD「ドルフィン」。ブランドパーパスの「eモビリティを、みんなのものに」を本気で実現していく覚悟が見えた!

 

 

 

 

BYD ドルフィンのサイトはこちら

BYD DOLPHIN | BYD Auto Japan株式会社

日産 リーフのサイトはこちら

https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/leaf.html?rstid=20180330rst000000001

ホンダ eのサイトはこちら

ホンダ イー|Honda公式サイト

BYD ドルフィンCariviewはこちら

【Review】日本のEV市場のゲームチェンジャーとなるか!?BYD/ドルフィン - くるまブログ!

【Review】ラインアップ最小のボディに最大の存在感!VOLVO/EX30

【Review】
Hej Hej!高校生自動車ライターのRioです!今回は第12回ということで、日本市場には今秋導入予定のボルボ最小のEVでありSUVVOLVO EX30をレビューしたいと思います。

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まだ日本では発売されていない、このクルマ。その名もボルボのEX30。今までエントリーモデルとされてきた40シリーズよりも、更にコンパクトなシリーズに位置するこのモデルは、完全なるブランニューのEV専用モデルとして開発された。

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ボルボとしても日本市場は好調で、EX30の開発ではかなり日本のユーザーを意識したクルマ造りが行われている。例えばサイズは、日本の立体駐車場適応サイズとなっていて、日本の道路環境においても取り回しのしやすいボディとなっている。つまり、ボルボで最も小さな、でも日本のラインアップで最も大きな存在ということ。なので、本国での発表から日本での発表までもかなり駆け足で行われたし、こうしてすぐに展示イベントも行われている。デリバリー自体は年内に間に合うように調整をしているとのこと。


でもこうして日本仕様が既に展示されていることを考えると、本社がどれほどこのモデルの日本での販売を重要視していて、期待しているかが伝わってくる。発表の時期からしても、COTYを意識しているのは確かだろうし、価格も輸入車のプレミアムブランドでEVと考えると、かなりお買い得な559万円という設定。都内であれば、補助金込みで459万円から購入ができることになる。


完全BEVブランドになると宣言したボルボの、日本における全力投球なのだろう。

 

続いてエクステリアについて…。
ボルボスタジオ東京には、2台のEX30が展示中で、手前に停まっているクリスタルホワイトのEX30は欧州仕様、奥に停まっているクラウドブルーのEX30は日本仕様となっている。クラウドブルーと言っても、照明の関係でほぼホワイトですが…。

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エクステリアは、新世代のボルボのデザインを纏っていて、EXシリーズ共通となるデジタル表現のトールハンマーヘッドライトや、スッキリとしたグリルレスのフロントフェイスを備えている。


サイドに回ると、大きなタイヤがコンセプトカー的で、プラスチック製のフルカバー付きのホイールのおかげでタイヤ周りの乱流を押さえている。また、かなり太いCピラーが特徴的で、車名のエンブレムもCピラーに刻まれている。

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逆にリアはかなりシンプルで、VOLVOのエンブレムが備わるのみとなっている。二段に分けられたテールライトはかなり特徴的なので、夜やトンネルで見たときはEX30であることが一目瞭然だろう。

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フロントとリアに共通していることが、横基調のデザインを採用していて、数値以上にワイド感があって存在感を放っているということ。

続いてはインテリアについて…。
まずコンパクトなボディで気になる後席空間は、身長166㎝の筆者が座って拳ひとつ。決して広くはないが、前席のシート下に靴は入る上に、超広大なガラスルーフも装備されているので閉塞感のない後席となっている。シートバックのポケットも豊富で収納には困らないし、裏地にまでこだわるのがボルボらしいところ。


前席に移ると、至るところに再生可能素材やリサイクル素材を用いているのがこのクルマの特徴で、独特の風合いを持つ生地やパネルが採用されている。インテリアは4種類の展開で、「ブリーズ」、「インディゴ」、「ミスト」、「パイン」が用意される。日本仕様の初期モデルには、内装にブリーズとミストの設定となる。

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他にも、ドアには電装品を設置しないコンセプトなので、ドアの開閉ボタンはセンターコンソールに集約していたり、スピーカーは大型のバーがフロントウィンドウ近くに配されていたり、手荷物がパッと置けるようにセンターコンソールをデザインしていたり、サイドミラーはベゼルレスで面積を最大限活用していたり、メーター機能などはすべてセンターディスプレイに集約され、ソフトウェアにはGoogleのOSが採用率されていたり…とかなり見所盛りだくさんなこのクルマ。

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EX30は、ナンバーが付くのがとっても待ち遠しい1台となっていた。
いやぁ、期待が膨らむ1台が登場してくれましたねっ!
XC40に続くヒットの予感!

最後までお読み頂き、ありがとうございます。それではまた次のクルマでお会いしましょう。Adios!

Written and photo by Rio fromCariview

【Review】今年のグッドウッドにも登場したコンセプトカー!AIM/EV SPORT 01

【Review】
Hej Hej!高校生自動車ライターのRioです!今回は第11回ということで、日本発のEVスポーツのコンセプトカー、AIM EV SPORT 01をレビューしたいと思います。

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エイムは1998年に創業した、名古屋市に本拠地を置く自動車部品メーカーで、車両に関する開発受託や研究開発、それにレースへの参戦といった自動車に関する様々な業務を行っていまる企業。そんなエイムが、さらなる次世代自動車の開発プロジェクト「AIM NEV PROJECT」を始動させ、「自分たちが今乗りたいと思うEV」をコンセプトに作った車両が、今回の「AIM EV SPORT 01」。

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「EV Sport 01」のデザインを担当したのは、日産自動車で長年チーフデザイナーを務めた中村史郎さん。1999年から日産のデザイン部門に在籍し、キューブ、デュアリス、リーフ、GT-Rなどのデザインを指揮した。
今回のデザインは、1960年代の欧州や日本のスポーツカーを彷彿とさせる「過去の偉大なスポーツカー」から着想を得たとしている。アルピーヌのA110やポルシェのケイマン、ケータハムのプロジェクトVにも通じるようなコンパクトなサイズ感と、シンプルでありながらレトロでモダンなエクステリアデザインとなっている。

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スーパーカーのようなシザードアを開けると見えるインテリアは、ふんだんに使われたレザーやアルカンターラ地のシートが高級感を演出するほか、液晶ディスプレイのメーターなど先進的な雰囲気を放っている。
エイムはこのモデルを、自社開発のEVモーターの能力を示すショーケースとして使用しており、リアに2基搭載されるモーターも自社製の水冷高性能電気モーターを使用し、最高回転数は1万rpmとされている。4つのパックに分割された81kWhのバッテリーから電力を得て、合計出力490psと最大トルク80.5kg-mを発生する。車重1425kg で、0-100km/h加速は6.0秒以下を達成できるとしており、ボディパネルとモノコックシャシーには軽量化のためにカーボンファイバーが使用され、ボディフレームの大部分はアルミニウム製となっている。

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こういったスペックからも、単なるプロモーション用とは思えないほどの本気度を感じる。実際にイギリスの自動車イベント「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード2023」でヒルクライムにも挑戦している。

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エイムはこのコンセプトカーの市販化はないとしつつ、市場の反応を受けて限定生産の可能性を検討しているとしている。

最後までお読み頂き、ありがとうございます。それではまた次のクルマでお会いしましょう。Adios!

Written and photo by Rio fromCariview

2ヶ月後に開催!ジャパンモビリティショーの展示車大予想!!

⚠️当記事は筆者の妄想を含み、事実とは異なる場合がございます (しかも長いです)

 

さて、約年ぶりの開催となる東京モーターショーが日々刻々と近づいている。

今回からその名称を「ジャパンモビリティショー」に改名しイメージの刷新がなされた印象だ。

年ぶりの開催という事もあり、そのワクワクに満ちている筆者は各メーカーが何を出典するかをガチで予想してみようと思う。

繰り返しにはなるが今回は妄想多めであるため興味がない方はスルーしていただきたい。

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(画像引用元:日本自動車工業会)

 

トヨタ

まずは国内外問わず最強なトヨタから予想しようと思う。

2019年の時は未来のモビリティを展示した印象が割と強い(関連会社を含む)が、今回はクルマのみを予想していく。

2021年に行われた16台のEVを展示した時のインパクトを参考に数で迫力を出す可能性は大いにあり得る。

もちろんトヨタの戦略通り「マルチパスウェイ」の展示方法で来るだろう。

そこでHEV,BEV,FCEV,PHEVと4本の柱を中心に考えるとそれぞれにクラウンシリーズを配置する可能性があるのではないだろうか。

HEVにクラウンクロスオーバー、クラウンスポーツ、FCEVにはクラウンセダン、PHEVにエステート、BEVに「クラウンシグニア」(実態は不明の商標のみとられているモデル)が展示されたらインパクトも大きいだろう。

これにより4つのコーナーで脱炭素に注力していることも印象づける事も出来そうだ。

更にはセンチュリーSUVアルファードヴェルファイア(PHEV)、ランドクルーザー250が展示されてもおかしくはない。

BEVコーナーはbZ1Xやまだ見ぬモデルが展示され盛り上がるのではないだろうか?

個人的には「コンパクトクルーザー」があったら嬉しかったりする。

もちろんGRコーナーでICE好きを置いていかない戦略を取るだろう。

しかしながらBEVのGRモデルを展示してもおかしくなく、正直予想を毎度超えてくるトヨタはもっと壮大なスケール感を我々に与えてくれる可能性は大いにある。

よって予想がとても難しい…

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(画像引用元:TOYOTA)

 

【日産】

今年創立90周年を迎えた日産。

ここに至るまで本当に色々あったがジャパンモビリティショーではBEVをメインにe-POWERを支えとして展示するのではないだろうか?

「エルグランド」の新型がコンセプトモデルであれ展示される可能性は高く、ここを逃すとトヨタ、ホンダに商機を奪われかねない為ここでの発表は大いにあり得そうだ。

更にASSB(全固体電池)搭載のプロトモデル(OUTシリーズではない)が展示される可能性も排除出来ない。もちろんBEVのスポーツモデル、LCVを展示する可能性もあるだろう

e-POWERでは、軽、SUV、先に紹介したミニバンをメインとするだろう。

SUVは次期「キックス」、「キャシュカイ」あたりが展示される可能性もある。

ミニバンではトヨタシエンタ」対抗モデルに期待したい。

軽自動車は「デイズ」「ルークス」e-POWERに期待したい。日産がメディアを通じ試作した事を認めている為早期実現にも期待しておきたい。

割と現実的なのは90周年記念車をお披露目だ。

これは「ノート」や「セレナ」、「キャラバン」などに設定されそうだが果たして…

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(画像引用元:Nissan)

 

【ホンダ】・【AFEELA】

EVに積極的なホンダだがイマイチ具体的ではないホンダ。今回はBEVを中心にFCEV、e:HEVを展示するだろう。

BEVは軽商用などを除く新規モデルをコンセプトで良いのでどんどん打ち出してもらいたい。

次期NSXのコンセプトカーの展示はほぼ確実なので楽しみに待とうと思う。

FCEVは新型CR-Vが筆頭になるはずだ。どこまで打ち出すかわからないが、他にもセダンタイプのFCEVがあると面白い。

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(画像引用元:HONDA)

e:HEVはオデッセイの再販、新型アコード、エレベイトでインパクトを与えてくるはずだ。コンセプトカーとしてお手頃な価格帯のスポーツモデルの登場に期待したい。

ソニーとの合弁ブランドであるアフィーラも展示してくるだろう。

こちらはホンダほど注力する可能性は低いが日本では恐らく初展示なので話題性がありそうだ。

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(画像引用元:AFEELA)

 

【スズキ】

軽自動車のラインナップで攻める事がほぼ確実視されるスズキ。

EVコンセプトもたくさん出てくるだろう。現実的なのはトヨタ「ルーミー」がフルモデルチェンジした際に対抗馬として出すSUVライクの「ソリオ・クロス」があったら面白い。

卯年という事もあって「ラパン」のフルモデルチェンジもしくはコンセプトにも期待したい。

スイフト」および「スペーシア」の次期型がお披露目される可能性は極めて高いだろう。

「eVXコンセプト」のより市販型に近いモデルが出る可能性も排除できず、こちらも割と現実的である為期待して待ちたい。

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(画像引用元:Suzuki)

 

ダイハツ

今年色々な不祥事が相次いだダイハツ

新型ムーヴが遅れるに遅れてジャパンモビリティショーでお披露目されるだろう。

また次期トールの市販型に限りなく近いコンセプトモデルもきっと公開される事だろう。

EVにも力を入れている事を示すために「ハイゼットカーゴEV」の展示、更にはより乗用のスライドドアEV、パッソのような小型EVのコンセプトカーにも期待したい。

現実解は軽HEVのお披露目かもしれない。

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(画像引用元:Daihatsu)

 

三菱自動車

「デリカミニ」の売れ行きが好調なのも功を奏したかピックアップトラック「トライトン」を来年発売する予定の三菱自動車

もちろん「トライトン」は展示される事だろう。「アウトランダーPHEVラリーアート」の市販型に期待しているのは私だけではないだろう。

「デリカ」が55周年という事もあり、次期デリカのコンセプトカーが発表される可能性は大いにある。乗じて「デリカミニ」にも「何か」ある事を願っている。

RVRの未来を描いたモデルの登場にも期待して待ちたい。

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(画像引用元:Mitsubishi)

 

マツダ

ラージ群で攻めているマツダ

もちろん「CX-80」が明らかになるのはジャパンモビリティショーの場であろう。

MX-30のフェイスリフトが実施されるというタレコミが本当であればこちらも発表か。

更にはモデルライフが延びているクルマたちの次期型を示唆したモデルの登場にも期待したい。

ロードスターの未来を描いたとされる「ビジョンスタディモデル」の実物が展示されると話題性も一気に跳ね上がるだろう。

「RX-9」が見られたら最高だが果たして…

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(画像引用元:Mazda)

 

【スバル】

前回の東京モーターショーでは「レヴォーグ」のコンセプトを展示したスバル。

今回は「レヴォーグレイバック」が見られるはずだ。

もちろんこちらはジャパンモビリティショーより先に発表される可能性が大いにある為、より接近して見られるという面では初めてになるかもしれない。

更には「ソルテラ」に次ぐEVシリーズの登場にも期待したい。ラージSUVだけでなくコンパクトなサイズでも登場して欲しいというのが本音だ。

次期「フォレスター」のコンセプトカーがこの場で発表される可能性は高い。

当たらずとも遠からずといった印象を纏い発表されるかもしれない。

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(画像引用元:SUBARU)

 

【レクサス】

新車攻勢が止まらないレクサス。

LBXやGX、LMの展示はほぼ確実だろう。

テコ入れされたGSが見られる可能性もある。

確実なのは「クルマ屋がつくるBEV」だ。

こちらは佐藤社長がこの場でお披露目すると公言している。

更にはGR GT3の市販型に近いプロトモデルの展示が現実味を帯びている。そうなるとエレクトリファイド・スポーツの展示も大いにある。

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(画像引用元:SUBARU)

 

外資メーカー】

こちらは全体数の把握は不可能だが、ほぼ確実に出展するであろうメーカーは「ヒョンデ」、「BYD」、「Turing」。

「ヒョンデ」はコナ・エレクトリックが話題になるだろう。とてつもなくヤバい「黒船」といった言葉が似合う価格帯である。BYD「ATTO3」とどうなるのか楽しみだ。

「BYD」ブランドでは「ドルフィン」、「シール」で攻めるがこれ以外に期待できるのは「シーガル」だ。これは私の妄想を含めるため何も根拠があるわけではないが、割と現実味はあるだろう。

「Turing」は日本発の完全自動運転EVメーカーを目指すスタートアップだ。このメーカーからも何らかのモデルが展示される。

 

 

さて今回は約2ヶ月後に迫ったジャパンモビリティショーの展示車両を予想してみた。

他にも「こんなのあるんじゃない?」というのがあればどんどんリプ欄に送ってほしい。

三菱「エクスフォース」の日本導入について考える 参考になるのはルノーのあのモデルか

三菱自動車インドネシアのGIIAS 2023の場で同社のコンパクトSUVである「エクスフォース」を発表した。

 

MPVでありながらヒンジドアの「エクスパンダー」とは多くを共有しており事実上の兄弟車と言っても過言ではない。

そんな「エクスフォース」だが日本市場への投入は「現段階では無い」

しかしながら筆者は「RVR」の後継として悪くないモデルであると思っているため、「エクスフォース」が日本市場でも投入が出来るようさまざまな事を思案してみた。

⚠️日本に投入されても「エクスフォース」を名乗れる可能性は高くない

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(画像引用元:三菱自動車)

 

この「エクスフォース」の日本への導入に関し難しい点がいくつかある。

そのひとつは「輸入による商品の価格アップ」だ。

「エクスフォース」は現在2グレード構成で最安価グレードでの価格は382,500,000インドネシアルピアで日本円にして約364万円〜と値段は高めだ。

この時点で輸入コスト、法規対応などを考えると400万円台に上ってもおかしくは無い。

そして課題の二つ目として「法規対応」だ。

オーストラリア市場でも理由を同じくして導入が現段階では見送られている。

どうやら現状ではANCAP(安全性能評価プログラム)にクリア出来ない可能性が高く、「エクスフォース」を輸入して法規に対応させて、そこそこの量を売らなければ投資の意味もなくなってしまうという点は日本市場でも合致するところがある。

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(画像引用元:三菱自動車)

 

さて、主にこの二つをクリアする方法として筆者が思いついたのは「ルノーアルカナ戦法」だ。

ルノーのクーペSUV「アルカナ」は初演をロシアで行い、約1年後にルノー三星が兄弟車「XM3」を発表。そしてその数ヶ月後には韓国からの輸入で欧州市場へ投入され、昨年2月からは日本でも販売されている。

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(画像引用元:ルノー)

 

ここで特筆しておきたいのが、ロシア版「アルカナ」は「B0+ プラットフォーム」であり、韓国製造版「アルカナ」は「CMF-B  プラットフォーム」であるということだ。

つまり両車は同姓同名でありながらも別者と捉える事も出来る。

この背景には2015年に成立した「EU-韓国自由貿易協定」に基づく完成車の輸入関税削減の恩恵を受けている事が大きい。と同時にルノー三星としての生産台数を稼げるというメリットに基づくもの。

この状況を「エクスフォース」で置き換えればこの様になる。

三菱新型コンパクトSUV「エクスフォース」をインドネシアで発表し、数ヶ月後にASEAN地域などに投入。(←ここまでは確定)そしてその数ヶ月後(または数年後)にSKDという形を取り三菱自動車の国内工場で製造し、オーストラリアにも輸出

という事もあり得る。

その際には「GSプラットフォーム」から「CMF-B プラットフォーム」に変更される可能性すら否定できない。

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(画像引用元:三菱自動車)

 

余談にはなるがオーストラリアメディアが次期「ASX(RVR)」について質問したところ、「ルノーとエクスフォースがある」としており、「ルノー」はキャプチャーに基づく「ASX」を発売しておりそれにするか三菱製を待つかという状況なのだそう。

ただやはり「ASX」が受け入れられる可能性を懐疑的に見ている為、三菱製を待つのが賢明かもしれない。

また質問に対して三菱は繰り返すように「三菱らしさの多いルノーのプラットフォーム、もしくは三菱らしさの少ないルノーのプラットフォーム」と発言している為、これが指す内容が三菱らしさの多い=ASXの存続への投資ではなく、三菱らしさの多い=「CMF-B プラットフォーム」だとすると新たな可能性も見つけられそう。

三菱らしさの少ない=キャプチャーOEMだろう。

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(画像引用元:三菱自動車)

 

そして価格面を抑える方法としてはトヨタアルファード」みたく高級グレードから攻めているかちょうど中間のグレードから攻めていると予想している。

つまりは先に紹介したグレードが現状では最安価だがこれは実は中間で、この下のグレードがあるということだ。

ものすごく相当に割り切ったグレードを作り出せれば300万円〜も夢物語ではなくこれが出来た上で先ほどの戦法を取れば可能性はあるのではないだろうか。

安全面に関してはおそらく何らかの策を取るとは思うが具体的に改善点が不明なため申し訳ないが深く記述することが出来ない。

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(画像引用元:三菱自動車)

 

将来的な電動車の追加が確実である「エクスフォース」だが最初はやはり「ハイブリッド」になるはずだ。

タイミング的にはあり得そうだがあまりにも早い気がするが善は急げ、そのマインドがあれば実現出来るかもしれない。

…というかこれこそが「Challenge 2025」に書かれている「2-row SUV HEV/BEV」でこちらはスケジュール通りならHEVから24年末頃発表予定なので時期も合うのでは…?

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(画像引用元:三菱自動車)

※こちらは一部を切り取ったもの

 

総じて私が申し上げたいのは、日産「キックス」の次期型のテストカーのドアノブが三菱製に見えるのに対し、三菱側からそれ(兄弟車)が出ていないのはどうして…?

【Review】世界のCOTYを総ナメして日本市場へリベンジ!ヒョンデ/IONIQ 5

【Review】
Hej Hej!高校生自動車ライターのRioです!今回は第10回ということで、世界のトレンド的な韓国出身のEV、IONIQ 5をレビューしたいと思います。

 

アイコニックと言いたくなるけど、正しくはアイオニック。ヒョンデという名前はあまり聞き馴染みがないかもしれないけど、ヒュンダイと聞くと分かる人もいるかも…。

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日本市場ではヒュンダイとして、2001年より日本全国で独自の販売網を使い、セダンを中心にさまざまなモデルを販売していたが、2010年に撤退。当時は、不正や欠陥、デザインのパクり疑惑など、様々な問題を抱えており、評判はよろしくなかった。そして2022年、名前を原音に近いヒョンデと改めて13年振りに日本へ再上陸を果たした。今のヒョンデはひと昔前とは大違いで、ヨーロッパの自動車メーカーから開発チームやデザインチームなどをチームごと呼び込み、大胆な改革を行ってきた。その甲斐あってか、ヨーロッパ市場や北米市場でシェアを大きく拡大。その結果、起亜を含むヒョンデグループの2022年の合計販売台数が684万8198台を記録し、トヨタフォルクスワーゲンに続いて世界3位となったと報じられている。

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そんな絶好調なヒョンデの中でも、評価が高いのがこのIONIQ 5で、「ワールドカーオブザイヤー」、「ワールドEVオブザイヤー」、「ワールドカーデザインオブザイヤー」と2022年のWCOTY三冠を達成した他、ヨーロッパなどの各国のCOTYも総ナメにした。日本でも例外ではなく「2022-2023日本カー・オブ・ザ・イヤー」の輸入車の部門賞「インポート・カー・オブ・ザ・イヤー」に韓国車として初めて受賞した。この勢いは世界規模で増していて、どうやらしばらくの間は誰も止められそうにはない。

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「IONIQ」はヒョンデのEVブランド。IONIQ5は、そのIONIQブランドの最初のモデルとして誕生した。サステナブルで革新的な機能を備え、最先端のテクノロジーで、新しいエクスペリエンスを提供するとしている。

イタリアを代表するカーデザイナー、ジョルジェット・ジウジアーロが、1974年のトリノモーターショーに向けて設計したヒョンデの「PONY Coupe」をオマージュした、折り紙細工に似た立体的で幾何学なラインから、スポーティで独創性なデザインとなっている。IONIQブランドのデザインキーとして、パラメトリックピクセルを採用し、レトロかつ未来志向的なフォルムを纏っている。

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IONIQ5のエクステリアデザインは、ロングホイールベースのCUVスタイルに、未来志向のパラメトリックピクセルLEDヘッドランプとフロントバンパーランプ、流麗なクラムシェルフードと空力を考慮されたデザインのエアロホイールを備えている。

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IONIQ5のインテリアは、環境に配慮した様々な素材を採用している。植物性オイルの幅広い使用やリサイクル透明PETボトルから創られた繊維の採用など、地球に優しい素材で完成されたインテリアとなっている。

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車両の状態を一元管理する12.3インチのナビゲーション一体型統合ディスプレイは、タッチパネル式で操作しやすく、視認性のよいグラフィックで直感的に操作できる。また、ステアリングホイール正面に配置されたフル液晶のデジタルメーターは、走行中に必要な情報を視認性のよいグラフィックで表示する。ブラインドスポットビューモニターという機能が備わり、ウィンカー操作と連動して車線変更の際にドアミラーの死角の映像をクラスターに表示してくれるという、なかなか気の効いた装備。

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最近トヨタ車にも増えてきたビルトインドラレコも装備されている。車両の前方・後方に装着された高画質カメラで撮影した映像を保存や再生することが可能で、ドラレコを後付けする必要がなくなる。


またEVならではのフラットな床面を活かしたスライドコンソールも備わる。140mmまでスライド可能で、後部座席からもカップホルダー スマートフォンワイヤレス充電器、USBポートなどの機能を使用できることも魅力的。

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また、充電時間を快適に過ごすためにリラクゼーションコンフォートシートも採用されており、移動中の休憩などリラックスできる環境を提供してくれる。
ステアリングは、メーカーのエンブレムがないシンプルな造形。ドライブモードセレクターがステアリングに備わっているのも操作しやすくていい。

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メーター右側には磁気ファブリックパッドが備わり、メモや駐車券などを磁石で止めておける他、最近のiPhoneなら第3のディスプレイとしてスマホホルダー的な使い方もできるかも。後席スペースも広大で、ガラスルーフが解放感抜群。内装にも外装と同じくパラメトリックピクセルのデザインが採用されている。全体的に無駄がなくシンプルでスッキリした印象のインテリアに仕上がっている。

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急成長を遂げたヒュンダイ改め、ヒョンデ。もう「昔はあれだったから…」とは言ってられない完成度を誇り、世界的に勢いに乗っている。今後の動向に要注目だ。

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最後までお読み頂き、ありがとうございます。それではまた次のクルマでお会いしましょう。Adios!

Written and photo by Rio fromCariview

三菱新型「エクスフォース」がお披露目された!日本市場投入はしばらくなし!

三菱のコンパクトSUV「XFORCE」がGIIAS 2023の場を持って正式に発表された。

同モデルは2022年に「XFC コンセプト」として市販型の登場を示唆する形で大まかなデザインは明らかになっていた。

先日、市販型が正式な車名等を明らかにする事ないまま発表された。

「エクスパンダー」の登場時と同じ方法を用いたという事になる。

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(画像引用元:三菱自動車)

新型「エクスフォース」のデザインコンセプト「Silky & Solid」。力強く精悍なエクステリアと今までにない先進感に満ち溢れたインテリアデザインをしている。新時代のダイナミックシールドはジェットファイターグリルを思い出させる。

 

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(画像引用元:三菱自動車)

インテリアでは、インストルメントパネル(三菱車初のメランジ生地を採用)をドアトリムまで繋がる一貫性のあるデザインで、広々とした空間が作り出されている。

また、12.3インチのスマートフォン連携ディスプレイオーディオには先進感がある。

マルチウィジェット表示で、画面を3分割すると多くの情報を提供できる。

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(画像引用元:三菱自動車)

パジェロ」で使われていた3連メーターをオマージュしたマルチメーター表示には三菱ファンにはグッとくるものがある。

 

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(画像引用元:三菱自動車)

エンジンは「4A91」型。高効率CVTによる低燃費と高い静粛性を作り出すという。

またこの「エクスフォース」には 三菱自動車初採用となるウェットモードが備わっている。

 

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「エクスフォース」はASEANを中心に発売され、今のところ日本市場での発売はないようだ。気合の入っているモデルであるため残念だ。

 

日本市場の「RVR」の今後が気になるがこちらも続報を待ちたい