三菱自動車のフラッグシップSUVである「アウトランダーPHEV」、オールラウンドミニバンである「デリカD:5」、クーペライクのSUVである「エクリプスクロス」など三菱自動車の根幹となる多くのモデルは岡崎製作所で生産されている。
軽自動車規格の「eKクロスEV」、「デリカミニ」などは水島製作所で組み立てられている。
(画像引用元:三菱自動車)
今回、中国でソーシャルメディアとして親しまれる微博(Weibo)経由で明らかになったのは、「BYDが三菱自動車の工場を購入する」という事。
このブログを書く中の人も正直なかなか信じられず、この記事を出す事すら躊躇いました。
中国の幾つかのメディアはこの件を業界関係者から聞いたとしており、信憑性が問われるものの三菱自動車の中国市場を撤退する噂が流れた際にもその第一人者は「業界関係者」だった事から頭ごなしに否定する事も出来ないといった状況。
またその三菱自動車の工場が岡崎製作所という点はとても理解しがたく、BYDが岡崎製作所を丸ごと買い取るのは三菱側が許さないのではと考えています。
しかしながら中国メディアは「BYD社が岡崎製作所を買収するした後、ここでBYDの電気自動車を組み立てる」と自信を持っている様子で、真偽を図るには今しばらく時間を要するのでしょう。
(画像引用元:BYD)
私自信岡崎製作所を買収しBYDのクルマを造る事にあまり現実味がないと考えているものの、インドでも工場を設立しようと企む(こちらは政府が許さず計画は破綻したが)BYDなら日本市場での製造を無視しているとも考えられず、1から工場を造るよりも買収する方が早いとなればこの計画が出てもおかしくないと思っています。
また別の可能性としては中国で広汽三菱の工場の買取が挙げられるものの、広州汽車が一枚噛んでいる以上現実的ではないと推察し、もしBYDが岡崎製作所を買収するのならそれは本当に1部のラインのみで丸ごとというのはあり得ないと考えています。
BYD側のメリットはすぐに日本で組み立て販売でき関税を無視することが可能。
その一方で三菱自動車側のメリットが見えて来ず、何か2社間で交わされた契約があればそれがメリットになりそうです。
(画像引用元:BYD)
現在、日本でその噂が出ていないとなると計画は頓挫したかまだまだスタートしたばかりなのかといったところです。
個人的にあり得ないと思いますが、火がないところに煙は立たないが故に心配ではあります。
今現在手に入れられる情報は少ない上に真偽がわからないとなるとブログで扱う意味を問われそうですが、三菱自動車が中国市場を撤退した際にもいち早く取り上げた様に、扱わなかった事による後悔はしたくない為に取り上げました。故に今はみなさん自身で真偽のほどを決めていただきたく存じます。
こちらも続報が入り次第、スピーディーに展開してまいります。