【THEMA】レクサスLBXが発表された事を受け、その内容を深掘りしわかりやすく伝える。
【POINT】
・LBXの立ち位置、CTとの関係性
・開発陣の苦悩と命名理由
・新たなシステムと新たなグレード展開
・デザインに込められたレクサスの変革
・LBXのサイズと日本市場での販売時期
レクサスCTを覚えているだろうか？
レクサスのエントリーモデルとして登場したCTは2022年の11月まで発売されていた。
CTの後継モデルはUXだと言われていたが、それは一転する事になる。
このLBXはHEVを搭載し、UXではカバーできない面をカバーする重要な役目を担う。
(画像引用元:LEXUS)
このモデルがCTの後継者と言うのが自然だ。
UXの下に位置するエントリーモデルはGA-Bプラットフォームを採用した。
このLBXの開発はトヨタの現会長(当時社長)である豊田章男氏の"スニーカー"からスタートしたという。
豊田会長の
『LM が仕立ての良いビジネススーツ、LFA が上質なレーシングスーツだとしたら、週末に買い物に行くときのカジュアルな装いに相応しい服装に対する LEXUS の答えとは、どのようなものなのか』というユニークな考えから来たものだ。
今までのレクサスは、近年は基本設計などの面で引けを取っていたCTからの乗り換え層が他社へ流れていた事がひとつの懸念点だったのだろう。
それをLBXで、競争力のあるボディタイプ、セグメントでクリアしようと言うのだ。
(画像引用元:LEXUS)
レクサスのチーフブランディングオフィサーであるサイモン・ハンフリーズ氏は、このクルマの開発もまた苦労の連続だった事を明らかにした。
LBX のデザイン提案を行った試作車が、大失敗に終わった事で既成概念に囚われていることに気が付き、言うなればデザイン優先のクルマに仕上げだという。
ボディの作り、大経タイヤなどによりエクステリアデザインでも美しさも兼ね備え、インテリアにおいてもレイアウトやシンプルも提供するという。
これにより素の自分に戻った感覚を得られると言う。
『本物を知る人が、素の自分に戻り気負いなく乗れるクルマ』であって欲しいという気持ちが込められ、「Lexus
Breakthrough X（cross）-over」と名付けられたという。
(画像引用元:LEXUS)
RXやNXでは○○○(数字)+○(パワートレインを表す英語の頭文字)を採用するが、LBXはその方法を取らない。変革が見てとれる。
その代わりにユーザーのライフスタイルや好みによりマッチする新たなグレード体制である5つの世界観を採用する。
更に、購入者は内装色・シート素材・刺繍パターン等を選び、約33万通りの組み合わせから唯一無二の1台を作りあげるオーダーメイドシステム「Bespoke Build」があると言う。
唯一無二のLBXが作れるというのはとても面白くニーズがありそうだ。
(画像引用元:LEXUS)
エクステリアデザインでは、伸びやかで美しいルックスとなっている。
RZあたりから変化しているスピンドルグリルは「ユニファイドスピンドル」となり昇華。
L字のライトにも変革が与えられ、まさに新時代のレクサスを具現化したものだ。
ボディ一体型のグリル、L字のライトの変化は数が売れるモデルであるが為に出来る変革であるのには間違いない。
インテリアでは、プレミアムに相応しい しつらえに徹底的にこだわり、気負うことなくリラックスしてクルマとの一体感を楽しめる室内空間になっているという。
(画像引用元:LEXUS)
続いてレクサスのエントリーモデルであるLBXのボディサイズについてだ。
あくまでプロトタイプという事なので多少の差が出るかもしれないがお伝えしておきたい。
全長は4,190mm
全幅は1,825mm
全高は1,560mm
ホイールベースは2,580mm
となっている。
ライバルとなるアウディQ2のサイズは
全長4,200mm 全幅1,795mm 全高1,530mmであり、アウディQ2などのSUVの購入を検討されている方には良い選択肢が増えた事だろう。
日本では今秋以降の発売を予定している。
きっとジャパンモビリティショーなどにも展示される事だろう。
今秋が待ちきれない！！
ここでは伝えきれなかった内容・画像はこちらから→ LEXUS、新型「LBX」を世界初公開 | レクサス | グローバルニュースルーム | トヨタ自動車株式会社 公式企業サイト
