アライアンスの再編で気になる三菱の今後

こんにちは

 

本日は改編されたアライアンスにおける三菱の今後についてです。

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(画像引用元:nissan global news release)

 

アライアンスの新たな取り組みが発表され、ラテンアメリカ、インド、欧州にフォーカスを当てた更なる進化に向けた協業の話もありました。

ラテンアメリカ及びインド市場向けの中にリリースは無く、欧州には以下の様に書かれていました。

 

ルノーグループと三菱自動車は、ルノー「キャプチャー」と「クリオ」の資産を活用し、CMF-Bプラットフォームをベースとした次世代「ASX」と「コルト」の2車種の新型車を開発。

 

読んでの通りルノーキャプチャー/クリオをベースにASXとコルトが作られるというお話。

コルトの発表はまだですが、ASXの発表は既に済んでいますね。

ここでいう次世代はルノーをベースに作られた世代のモデルのことを指すので次期キャプチャーはあまり関係なさそう。

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(画像引用元:RENAULT)

 

またルノーのCEOであるルカ・デ・メオ氏が

加藤CEOがASXの話をしてくださった。

これ(ASX)はトルコで作ることになると思うが、それ以外にも他の車種に拡がる可能性がある

と仰っていることからOEMモデルはこの2車種に留まることなく、よりバリエーションが増えていく可能性がありますね。

(タウンスターをベースにするとICEもBEVもあるので一石二鳥かも?)

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(画像引用元:日産)

 

また同じヨーロッパ市場ではEVモデルの検討がなされているのもまた事実でこれに関しては加藤CEO以下のように仰っていました。

 

三菱はヨーロッパで新しいEVを必要としているルノーのEV、あるいは日産のEVを登用するという事も出来るかもしれない。今まさに検討中である。

 

ルノー5(日産次期マイクラ)の兄弟車が三菱から出るというものが昔から言われていますが、収益性を考えると「アリア」(メガーヌE-Tech)や次期リーフなどになるのではないでしょうか?

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(画像引用元:RENAULT)

 

ただ、アンペアに対して三菱が出資することを踏まえるとアンペア(ルノー)のモデルのOEMになる可能性も高い反面、ルカCEOが一度のみ仰った「ルノー6」のOEMの可能性もありそうですね。

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(画像引用元:RENAULT)

 

ちなみに先ほどの会話のあと横にいたルカCEOが加藤CEOの腕をトントンと叩き、「ルノーの方が良いと思いますよ」と言って、内田CEOが合いの手を打つ様に「日産こそ」と言わんばかりのアクションをしていたシーンがあり個人的に好きでした。

(この後加藤CEOは「価格次第です」と答えたのでアリアベースの線は低いのかも?)

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(画像引用元:YouTube:アライアンス記者会見 - 2023年2月6日より)

 

そしてスナール会長が

マイナーパートナーではありません。

三菱はマイナーパートナーではないという事は覚えておいていただきたいと思います。

と仰った時、アライアンスにおける二極化(実際にはしていなかったと思いたいが、ルノーと日産が優先的だったのは事実)がなくなったのかなと思いました。

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(画像引用元:Mitsubishi)


何よりこういった事(欧州での新車販売やEVの検討)が出来るのも、"新しい合意"によるもので、これはどのメーカーにおいても2社がエンパワーしてくれる可能性があるという事でしょう。

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(画像引用元:日産)

 

というわけで今回はアライアンスにおける三菱の今後をお伝えしてきました。

次年度には次期中期経営計画があり、そこでより具体的なものが出るはずなのでそれを楽しみに待ちたいと思います。

 

今回もお読みいただきありがとうございました😊

また次回も読んでいただけると嬉しいです!!